性依存症

 男の性依存症は女のそれよりも穏やかなように見えて、抜きがたく長引くものであるらしいです。
 なるほど、僕は元来よりのスケベでありますが、そのスケベさを発露できるようになって以降、性依存の状態に陥っているように思われるし、いつからこれが始まったかも判然とせず、いつかキリが付くとも思われません。

 スケベさを発露できるようになったのは、出会い系サイトに登録してからです。日常生活の女性に対しては、常識を持って接しなければなりません。が、出会い系サイトの女性であれば、急にスケベな事を言ってスケベな事を懇願しても、問題ないでしょう。断られても日常生活に影響はないのですから。
 僕は多くの女性とセックスをするようになりました。
出会い系でその場限りのセフレを調達
 そして、セックスパートナー達とのスケジュール管理までするようになる。これは、いかに合理的にセックスをこなすかということだけを考えてスケジュールを立てするのです。
 そして、セックスパートナーも流動的ですから、これくらいの期間に何人の女をセフレに仕立てる必要があって、そのためには出会い系サイトの女とどれくらい会っておく必要があるかという試算までします。大体、10人の女性と会うと、3人とはセックスができ、1人とセックスフレンドになることができる……などと概算してあるのです。

 しかし、ここまでくるともう義務のようになってくる。
 でも、気づいたときには性依存症の状態であるから、この義務から逃れられることはできない。

 何事もほどほどに楽しむことが重要なのだなと思いながら、今日もパソコンで出会い系サイトの画面を開いています。
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